
第162回伊丹まち未来株式会社番組審議会会議録
1.開催日時 令和5年9月5日(火)9:30~11:30
2.開催場所 開催場所 伊丹市立男女共同参画センター ここいろ
3.委員の出席
⑴ 委員総数 7人
⑵ 出席委員数 7人
⑶ 出席委員氏名
板野 彰彦、佐藤 由紀子、樋口 麻人、橋本 育子、南方 忠司、池田 歌子、米岡 淑恵
4.放送事業者側出席者
放送局 社長 桝村 一弘
放送局 前原 敦子
放送局 浅田 唯
放送局 浅野 哲司
5.開会挨拶
社長 桝村 一弘
⑴ 編成報告
令和5年7月4日(火)~令和5年9月4日(月)放送分
⑵ 番組審議
令和5年7月4日(月)放送
「I/M(アイム)インフォメーション」
市立伊丹ミュージアム 学芸員 岡本梓さん
「鹿児島陸 まいにち展」について
6.会議内容
⑴ 編成報告
委員)
・全体的なことで、「輝け!いたみっ子」で伊丹市内の学校によってやっている取り組みって絶対あると思うので大きい小さい関係なくあるでしょうから小中ぐらいはできれば何か話題を探して、すごいことだけど、なかなか日の芽を浴びないような課外授業だったり、生徒独自のもであったり結構探せばあると思うので、市内全校を回れるようにしもいただけたらと思いました。
委員)
・都市安全企画課のお話ですが、自転車の安全利用冊子を、子供向けと大人向けと2つが作られて、その内容を詳しく紹介されていました。やはり努力義務ということですけれども、自転車は人の命を運んでいるというそういう意識でもって考えてもらったら自ずとヘルメットが必要ですよという分かりやすいお話をされていました。電動キックボードも7月1日から免許なしでも乗れるということで、交通ルールについては皆様守って下さいねとそういう基本的な話をされていました。非常にお話が上手でパーソナリティとの掛け合いでとても聞きやすい内容でした。
・充電式電池の発火の話ですが、専門の担当の方が話されていたので、非常に詳しくされていました。充電式の電池が取りかえる時にはそれをどう処分したらいいのかというのはなかなか周知ができていないから、いわゆる家庭ごみとして処分され処理場やゴミ運搬車両で火災が発生し非常に危険な状態が起きており、我々も気をつけないといけないなという認識になりました。
・8月15日大型台風が兵庫県に上陸するということで、定時番組のハッピーフレンドを休止して台風情報に変更された。交通機関が止まったり、施設が閉鎖したり、自主避難所が開設されたり、10分、15分おき台風情報をお話しされていました。非常に詳しく情報提供をされていましたので、エフエムいたみの本来的な役割を十分果たされたのかなと思いました。その情報を発信されているパーソナリティーの方が、落ち着いて話されていますので、聴きやすかったですし、安心感も伝わりますから非常に良かったかなと思いました。
・台風シーズンの話ですが、これから9月に入ってもまだ台風がくる可能性ありますので、この時期にこのような放送されるということは非常にいいことだったのかなと思いました。
・「魅力発見 伊丹の広場」のTOYOTIREグループ長のお話しで二酸化炭素というと悪者扱いされるのですが、それを回収して石油製品に代わる材料としてタイヤを作る。これは富山大学部門の基礎研究として共同研究されるということで、伊丹市に本社がある会社がそのような挑戦をされていることは伊丹の市民としても嬉しいです。
・みんな元気!すこやかタイムの「新型コロナウィルスや感染症」について、現在は5類に変わったということですが、安心はしないで適切な対応が必要で特に換気のことを強調されていました。このウイルスはもともと普段からの生活が大切で体力がしっかりしておれば、ある程度は感染が防げるということで、非常にわかりやすい説明をされていました。
委員)
・台風シーズンについてのお話があったり、防災の日の話があったり、これらの話題はこの時期には良いなと思いました。ラジオを通じて伊丹の地形とか過去に起こった災害や、考えられる災害や事故等のお話を時々していただくと良いと思いました。防災グッズを備えるとかはどこででもよくやっているけれど、エフエム伊丹だからこそ、伊丹市内の地形の特性や過去の出来事をとりあげることができると思います。またお願いしたいです。
・「輝け !いたみっ子」の番組で色々な学校の話題を取り上げて頂いて嬉しいなと思います。稲野小学校であった、着衣水泳のコースのお話なのですが、この夏は大人が子供たちからちょっと目を離したすきに川で亡くなってしまう事故が多かったと思います。都会の子供たちは川遊びに慣れていないから、ちょっと違う場所に行ったらいきなり深くなって滑ってしまうとか、急に冷たい水の場所があるとか、そんなの知らないと思うので、着衣水泳などはとても役に立つと思いました。
・児童虐待に関する相談ですが、この夏に大人がしかも親などの身近な一番信頼すべき大人が子どもを虐待したり、死に追いやったり、考えられないような事件が多く目に止まりました。放送の中にあったということですが、近所の子供の異変に気づいたら迷わず通報ということを言われたらしいのですけれど、こういうのを度々ラジオ等で耳にしていたらためらわないで通報できると思います。エフエムいたみで話題に入れてくださるとありがたいなと思います。あと、学校の話題を沢山いれていただいてありがとうございました。今回、市立伊丹高校の話題を二つ、レスリング部とバレーボール部を入れていただいてありがとうございます。
委員)
全体的にいろいろな話題が豊富に取り上げられていて全部聞けたら色んな勉強ができるなというふうに思いました。
・「伊丹市役所なんでも質問箱」で先生もお話になっていましたけれど、児童虐待とかヤングケアラーだとか、一見わからない事象や、目に見えない問題がたくさんあるように思うので、気が付いたら皆で気にして見守るような取り組みをしていただけたらいいなと思います。
・「魅力発見伊丹の広場」の話題のなかでは、企業の紹介というのはなかなか少ないと思うのですが、いろいろな取組をされている会社を取り上げていただき、伊丹の学校を卒業した子供達に市内の企業の良さも知ってほしい。
・「かがやけ伊丹っ子」の子供達の話題ですが、学校単位以外でも、個人でいろんな結果をだして上位に入賞するような記録を出している方、スポーツに限らず音楽等も同じように取り上げていただいたらいいかなと思いました。
・今年の夏は異常な暑さだったねと言いますが、これからは毎年厳しくなると思いますので、暑さ対策というか、異常気象に関する対策等を教えてくれるような番組があってもいいのかなと思いました。
委員)
交通安全の話題の中で自転車事故がやっぱり多いということで、ヘルメットが努力義務になって いると思うのですが、なかなか周りでは着けておられる方は見かけません。最近は帽子型の 中にヘルメットが付いているものを着けている方もいて、いろんな形のものが出ているのだと実感しました。自分もハット型のヘルメットだったら着けてみたい気もしたので、いろんなデザインが またこれからも出るのだろうなと思っています。
・昆虫館の話題で、子供のちいさい頃にしか行く機会がなかったのですが、蚕のプチ展示会や蜂蜜搾り体験レポート等すごく興味をそそられるようなこともされているみたいなので、これ をきっかけに足を運べたらいいなと思いました。人それぞれどこにアンテナがあるのか分からないが、面白そうだなと思うような企画が色々紹介されていて、また足を運んでもらえるのではないかと思いました。
・市立伊丹高校のレスリング部ですが、高校でレスリング部があるのは珍しいな思いました。オリンピ ックではわりと話題になっているスポーツだと思っていますが、高校の部活動であるっていうのは初めて知りました。なかなかレスリングを始めるきっかけといっても、強豪校が近くにあったりすれば、自分もやってみたいとなるかもししれませんが、伊丹からそういうきっかけでまた活躍する方がいたら応援したいなと思いました。
・伊丹病院の新型コロナウィルス感染症のお話ですが、私も 7 月に知らない間に罹患していて、どこで感染したのか分かりませんでした。それもさきほど先生がおっしゃっていましたように、体力 があったら多分大丈夫なこともあると思います。普段から免疫力をつける、食事面、生活面に気をつけると軽くすむ場合もある。多分コロナにかかわらずインフルエンザ等でも自分の心構え次第で変わってくると思います。
委員)
・TOYOTIREの話ですが、伊丹の企業で立派なことをされているので、企業紹介のような番組があったら、伊丹の優秀な人材がまたそこを目指して入ってくれるようなことがあるので、すごくこれもいい番組だなと思いました。
・着衣泳は私も関係があるのですが、プールで溺れるとかはあまりないと思うのですが、水着で溺れることはあまりなくて、普段着で水に入るのはハプニングじゃないですか、その時にパニックになって命を落とすことが多いので、そのような状況になったときにどういう風に身を守るのかというのを指導はしているのですね。子供を対象に私たちは教えていますけど、放送を聞いているのはだいたい大人だと思うので、なるべく早い時期に放送していただけたら嬉しいなと思いました。
・すこやかタイムは私の大好きな番組で、コロナの話や今の状態などを知れるのはすごくいいなと思います。是非続けていただきたいです以上です。
委員)
私のほうからは番組がこういう編成で統合されてうまくその番組の内容に合ったのでずっと出ている。うまくやっていただいているなと思いました。幅広くいろんな情報を取っていただいて、色んな啓発になって、市民に対してのケアになったらいいのになと思っています。皆さんおっしゃっていたように大事なことは毎年毎年、何回も繰り返して、案内する時期を早めにするとか考えて、エフエムいたみが発信することによって市民のみなさんがいろんな施設やこころが動いてきっかけをエフエムいたみがやってくれればいいなと思います。
・あと、学校の方もたぶんこれだけではなくて、いろいろと訪問していると思うので、どんどんアピールをしてください。小学校も中学校も高校も、ぜひぜひ訪問してほしいし、高校の放送部がエフエムいたみで番組を持っているのはすごく活性化して、どこの学校も賞を取れるようになったなと思っているのです。ですので、エフエムいたみのあの番組があったというのはとても大きいし、そこで多分子供たちが集まっていろんなことを聞きながら、今はどこの学校も全国で賞を取っている。昔は北高だけだったじゃないですか、それが今では全般にわたっているので、エフエムいたみの力だなと思っていますし、どんどん参加して何か大きく変わっていければなと思いました。
⑵ 番組審議
令和5年7月4日(月)放送
「I/M(アイム)インフォメーション」
市立伊丹ミュージアム 学芸員 岡本梓さん
「鹿児島陸 まいにち展」について
委員)
芸術家としての期間の前にサラリーマン期間が長いという点で、遠回りしながらも学んでおられたのだなということを感じました。自分が作りたい物よりも皆さんが何を望んでいるか、音楽は主観的芸術、美術は客観的芸術といわれるのですが、それを見る方からの考えや意見を聞いて作られているということを聴いて、すごいなと思いました。お話の引き出し方やパーソナリティさんのお話も上手に感じました。あと展示の内容の時間軸も想像力を掻き立てられて楽しかったです。
委員)
岡本さんがすごく気さくでとても聞きやすかったです。会話形式でテーマもあって、展示の仕方も想像しやすく、聞いていて時間軸の変化を感じました。見に行くともっと楽しいだろうなと感じました。鹿児島さんの経歴をお話しされる中で、サラリーマン時代を経てというお話をされていましたが、うちの息子もモノづくりのようなことをしていたのですが、それは業者への発注や、各企画書などをまとめる仕事をしていたので、絶対役に立つと本人も言っていました。
今回の放送を聴いて、経験が無駄になることはないということを強く感じました。鹿児島さんがすごいのは自分の作りたい物よりも、求めるものを作品に生かそうとしているところで、モノづくりの一つの参考かなと思いました。聞いていて気になったのでまた調べてみたいと感じました。
委員)
1本目の放送は鹿児島睦さんについての内容だったと思うのですが、ずっと聞いていくと、どんな人なのか気になっていったのですが、男性なのか、女性なのか、何歳の方なのかなどが最後までわからないまま終わってしまった気がしました。2本目の展示については朝ごはんから始まってストーリーが想像しやすく、興味をそそられるものになっていたと思います。ひとつ気になっていたのは、学芸員さんの声が大きな声を出した時を中心に少しこもってしまって、聞き取りにくいように感じました。インタビューしているアナウンサーさんのマイクはずっと聞き取りやすいものだったのですが。
委員)
私はこれを見に行きました。鹿児島さんという方はとても売れっ子の方ですが、相手の求めているものを考えて作るという姿勢は昔の作家さんにはないものでしたね。昔の作家さんは「分からなければ分からないでいい」というタイプが多かったのですが。自分から出てくるエネルギーを相手がどう受け止めるかということを考えて作っているのだと思うのですが、この岡本さんという学芸員は私からするととても優秀な方で、引き出しがとてもあるのですね。今回は国内4会場を巡回するからそれぞれの館の担当者の方と打ち合わせをして決めていると思うのですけれど、そこに伊丹らしい展示の仕方をしているから、ちょっと面白い展示の仕方になっていると思います。今は伊丹ミュージアムになりましたが、昔の伊丹の美術館ってシニア層の人がたくさん来てくださって、若い人があまり来なかったイメージがあるのですが、この頃は若い人がたくさん来て、SNSで発信してくださること事により若い人がまた来て下さるということで、とてもうれしいです。作家さんの姿勢に新しさを感じたいい放送内容だと思います。
委員)
このアイムインフォメーションが今年の4月から新番組としてエフエム伊丹でその枠を作っていただいて、伊丹ミュージアムにとって非常にありがたい番組かなと思います。いろいろなイベントや展示をやっていますから、その展示に合わせた内容でその展示を企画した担当者が自分でお話されるということで、当然ながら自分の思いが詰まっていますので、非常に皆さんに伝えたいという気持ちが出ているのかなと思います。
委員)
アイムインフォメーションの内容はすごく聞きやすくて為になる。ただ、聴いたその日は覚えているけど明日になったら、忘れていることもあるので、可能ならNHKの朝ドラのようなイメージであれば良いなと。あれも15分の間に前回のことをちょっとだけ見たりもするので、多分それがあれば「ああきのこうと言っていたから」、今日ははこう話すんだなと思い出すきっかけになるのかなということを思いました。
委員)
私の方からですが、私はやっぱりそこにて鹿児島さんって、わからなかったから、調べてからなのでここのミュージアムの中だとか、知っている人にとっては有名な人なのだろうなと思っています。がその辺の配慮があったらいいなと思いました。聞いている分には笑いもあって楽しいですし、ちょっと行ってみようかなとおもう。佐藤委員もおっしゃっていましたけれど、岡本さんは本当に引き出しが多い。その引き出しをうまくパーソナリティが拾ってやっているなと思う。中国人の方から電話がかかってきたなどと笑いをとりながら話をされたり非常にうまいなと思いました。あと2回目の(放送の)展示のところなど、「○○ありましたよね?」「そうそう~」などうまく流れを作っておられたと思うので言葉のキャッチボールができていて、楽しい構成だったなと聴かせていただきました。いい番組をありがとうございました、とお伝えください。以上です。