伊丹まち未来株式会社 第170回番組審議会議事概要

第170回伊丹まち未来株式会社番組審議会会議録

1.開催日時     令和7年1月21日(火)9:30~11:30
2.開催場所     開催場所 伊丹市立産業振興センター
3.委員の出席
 ⑴ 委員総数    7人
 ⑵ 出席委員数   5人
 ⑶ 出席委員氏名(敬称略) 板野 彰彦、橋本 郁子、柳田 尊正、米岡 淑恵、西岡奈美
4.放送事業者側出席者
放送局   社長 桝村 一弘
放送局      柏原 哲也・大西 拓磨
5.開会挨拶
社長 桝村 一弘
 ⑴ 編成報告
令和6年11月5日(火)~令和7年1月20日(月)放送分
 ⑵ 番組審議
2024年11月27日(水)放送 「魅力発見!いたみの広場」
図書館ことば蔵 館長 山田 正人さん
交流事業担当 田中 久雄さん
テーマ:「伊丹こども電子図書館、その他開催予定の催し」について

 

 


6.会議内容
 ⑴ 編成報告

(委員)
今回、私は2回目の出席となり、ラジオの編成報告をお聞きするのも2回目です。今回もさまざまな地域でイベントが開催されていることが伝わり、多くの方に聴いていただけるといいなと思いました。
産官学の連携というか、学生の方が来られてお話しするというのがいいなと思っています。放送局としては1つの番組にすぎないかもしれませんが、学生さんにとっては人生の中で大きな印象の一幕になると思います。緊張も大変するだろうし、人生を変えるまではいかないにしろ、大きなきっかけになる可能性は大いにあると思うので、たくさんそういうきっかけがあればいいなと思います。
「何の役にも立たないチャンネル」というタイトルが、私はすごく好きだなと思っています。ラジオは力を入れて聞くというよりも、なんとなく聞き流れてきて面白いと感じるものだと思っていますので、モルックの存在を知ってもらうのはいいことだと思いますし、語源が気になるというのも逆にいいのかなと思いました。


(委員)
私も同じ意見なのですが、子どもの記事はやはり目を引くなというか、子ども電子図書館については、電子化が私たちにとってハードルが高いのですが、最近の子供たちは小学校に入ったらiPadを支給されている中で、子どもたちは冊子で読む本よりも電子の方が取っ付き易い方が多いのかなという風に思いました。
女子大学のクラフトビールにも携わったという話は、それこそ「これは私が開発に携わったビールだ」というのが一生残る経験になって、またインタビューを受けたということが今後の糧になると思います。そこに着眼してインタビューを申し込むというのが、子どもたちのためになるのがいいなと思いました。
市立伊丹高校の生徒さんについてですが、生徒会はすごく大変な仕事をしているのに、ほかの生徒のために一生懸命裏方をしている。そういうところをインタビューされて、そういうことはなかなかできないという子供たちが感じた、「頑張ろう」と次に向かっていける、いいことをされているなという風に感じました。
また、防災のことは、たくさん放送されていると思います。
いつも通り、バランスよく放送されていていいのではないかなと思います。


(委員)
私も皆さんと同じで、全体的にはいろんな分野のお話が選ばれていてとても面白いかなと思いました。
ただ一点、年末年始期間についてのお話なのですが、年末年始に特化した表示が少ないのかなと思いました。もう少しいろいろな表示方法があるのではないかと思っています。もう少しタイムリーにご案内していただけたら、いろいろと出かけられたのではないかと思いました。
また、「みんな元気すこやかタイム」ですが、こちらも、内容こそ聞けておらず、とてもいい話だったと思うのですが、今、まさに猛威を振るっているインフルエンザとか、ノロウイルスとか、学校でもかなり休みが多いと話を聞きます。そういう(感染症対策などの)情報があってもいいのではないかと思いました。


(委員)
私も聞けていなかったのですが、上村愛子さんの内容はどんな内容だったのですか?
努力など、どのような家庭の話をしてくださっていたのかなと思っていました。
そのような内容をお聞きしたかったことと、先ほどもおっしゃっていた年末年始の行事が少ないのかなと思いました。
また、震災30年ということで、ここに記載している以外にも番組があるのですね?当然エフエムいたみは、防災きっかけに作られた背景がありましたから、防災については全面的に出してもいいのではないかと思いました。
また、先ほどの「何の役にも立たないチャンネル」でモルックの内容があったのですが、私どもも高齢者のスポーツ大会で取り入れたいなと思いました。
また、新庁舎が3月23日に完成するのですが、それについての話も告知としてやっていただけたらと思います。


(委員)
私はその講演会に教育委員会として見に行ったのですが、メダルが取れなかったことへの葛藤を話していたのが印象的でした。ご自身のモーグルとの出会いやオリンピックへの思いなどを話していらっしゃいました。


(委員長)
最初聞いていて、男女共同参画社会とかDVとか性暴力とか、今話題になっている事件との関係を感じました。我々のような高齢者は、正直そういう感覚が薄いというか、特にハラスメントに関してはPTAも関わっているから気を付けているのですが、中身がそんなに変わっていなかったりします。特にエフエムいたみは、高齢者の方を中心に聞いていらっしゃるので、どんどんそういう内容(ハラスメント対策など)を発信していって、僕たち世代のギャップなどを感じていただく機会になればいいなと思っています。
それから1月17日に合わせていろいろなことをされていると思うのですが、きょうの社長の挨拶にもありました通り、災害対策で建てられた放送局ですから、何が起こっても対応できる方法を今後も練っていただいて、さらに磨きをかけていただきたいと思いました。
生徒会の話もあったのですが、市高の生徒会にスポットライトを当てた理由はあったのですか?私も生徒会をやっていて、面白いのですが、目立たないんですよね。それでも高校の時に生徒会の活動が新聞の記事になったんですね。それと同じ効果が得られるのではないかと思っていて。結局、そういうのが好きになってずっと地元に貢献したいと思う子が増えたらいいなという風に思っておりますので、こういう生徒会への特集は嬉しいなと思いました。
それとご当地ビール、僕も飲んできました。少し高いのですが、すごくおいしくて、こういうこともエフエムいたみから発信していただけて嬉しく思っています。
エフエムいたみは、市の活性化にもかかわる局ですから、もっとにぎわっていけばいいなと思います。この街がにぎやかになると嬉しいので、そういう企画をお願いしたいと思います。
それと年末年始のイベントなのですが、昔ここで鏡割りをやっていた気がするのですが、それはもうできなくなったのですね。ここでやっていてもどれだけ来るのかと思っているのですが、パーソナリティの方も楽しんで、社員の方も楽しめる折衷案を見つけていただきながら、盛り上げることができたらいいのですが。伊丹全体が盛り上がるような番組を気にかけて作っていただけたら嬉しく思います。

 

 

 


 ⑵ 番組審議
2024年11月27日(水)放送 「魅力発見!いたみの広場」
図書館ことば蔵 館長 山田 正人さん
交流事業担当 田中 久雄さん
テーマ:「伊丹こども電子図書館、その他開催予定の催し」について

 

 

(委員)
ことば蔵は伊丹の中心市街地で、すごく利用しがいがあります。私どももよくイベントをさせていただいており、非常に集客力もあり、イベント会場としてもすごく助かっています。
この電子書籍、電子図書館というのはたぶん時代の流れかなぁと思うのですが、Audibleもありますし、私ももうデジタル化したものしか読まなくなっております。かさばらないし、Audibleのように聞き流す時代になってきているのかなと。
これは子どもだけということで、なぜ大人はないのですかね?おそらく学校との連携があるから、子どもだけを優先させているのでしょうね。できたら大人向けも欲しいなと思いました。伊丹市民でないと利用できないという条件があるのですが、実際、制約がなかったらどこでも利用できてしまいますからね。在勤の人もそうですし、自分たちも他の市の図書館を見に行けるようになるのかなと思いました。


(委員)
私もここまで進んでいるのかと思い、すごくびっくりして、凄いなと思ったのですけども。
番組の構成といたしましては、アナウンサーも、受け答えする方も、割と聞きやすい声で喋っていただいており、非常に良かったかなと思いました。
一つ少し気になったのが、最初は電子図書館の話で、次が開催を予定している話だったのですが、その切り替えが私にはちょっと理解しにくく、電子図書館の話がずっと頭の中にあるものですから、イベントで開催されたのも電子で聞くのかな、読むのかなと誤解するようなところがあって、2つ目の交流事業とかの説明に行く前に、もうちょっと切り替えがあってもいいのではないかと思いました。

(委員)
私もすごく進んでいるのだなと。子どもに支給されているタブレットと同じIDとパスワードでログインできることが、なんとも素晴らしいと感じました。やはり活字離れが進んでいるのだなと思いました。
姪っ子がいるのですが、本を読まないのです。しかし、タブレットというのは取っ付き易いようで、すごくいいなと思いました。
自動返却とかもいいですよね。どういう風なシステムを作っているのだろうというふうに思ったのですが。貸し出し返却なしで閲覧できるものと、貸し出しで閲覧できるもの、その条件が本によって違うのかなという風に思っていたのですが、ぜひこういうものをたくさんのひとに利用していただけたらいいなと思いました。
それから私もぜひ、もっと大人向けの番組が欲しいと思いました。というのも、私は本を読むことが好きだったのですが、年々視力が悪くなって本を読みにくくなったのです。タブレットで私も読んでみたいなと思ったので、ぜひそういうのがあったらいいなと思いました。
また、先ほど橋本さんがおっしゃったように、1部と2部の切り替えが少し唐突な感じがあり、最終的にはきちんとわかったのですが、一瞬、「あれ?」と思いました。自分の中に落とし込むまでに時間がかかったので、何かうまく切り替えられるものがあれば、話の転換がもう少しわかりやすかったのかなと思いました。


(委員)
子ども電子図書館についてです。皆さんがお話しくださっているように大人にも開放を、ということなのですが、名作というか、大人が読んでも良いと思う作品はもうすでに入っているので、そのため、現時点でも大人が十分に利用できるものになっていると思います。
実際に使用していて感じるのは、読み放題パックの充実度です。特に図鑑がとても良いと感じました。例えば、子どもたちが宿題などで調べものをするとき、インターネットとは違い、書籍としての体裁が整っているため、文章が読みやすく、必要な情報にすぐアクセスできる点が非常に優れていると思います。 
放送については、電子図書館についての概要をMCの方がしっかりところどころでお話しくださって、凄く聞きやすかったかなと思っています。単純にMCの方が概要を読み上げるのとは違って、会話の力がすごく大きいと思います。会話をしながらMCの方が要所要所でポイントとなるところをしっかりと要約してくださっていたので、電子図書館の良さがしっかりとアピールできていました。教育委員会の仕事をしている私としてはとてもうれしい放送内容だったと思っています。
これは図書館が頑張ることなのかなとも思うのですが、最後の案内が電話でのイベント申し込みということだったんですよね。もう少しホームページなどでのアピールがあってもよかったのかなと思います。


(委員長)
番組審議をしていて、ここまで電子書籍の話題が様々上がっていて、すごくいい番組だったなと思いました。聞かせていただいて、すごくいろいろなことがわかってよかったなと思いました。
また、そうなったきっかけが、パーソナリティの方のきき方がとても上手なんですよね。あらかじめどういう番組にしていこうかという質問事項をきちんと決めて、さらに相手から事前に情報を得て、繰り返さないといけない情報などはしっかり繰り返していただいて、聞きやすいような作り方をしていただいているのが非常に上手だなと思いました。例えば、「第2部は~」とか「返し忘れた場合はどうしたらいいんですか?」とか、「兵庫県では電子図書館は初めてなんですよね?」とかを聞いてから話し出すという、すごく流れを作ってくださっていたなという印象がありました。ありがとうございましたとお伝えいただければなと思います。うがった見方をするので、若干、台本のような流れ方をしているなと感じたくらいです。でもほかの方はそうは思わないと思います。
それでいて1部と2部の切り替えの話なのですが、僕は最初から「あ、館長と田中さん喋りはるねんなぁ」と思って聞いていたので分かりましたが、これが分からないままで聞くと、混乱する状況になるのだろうなと思ったので、何か切り替えをするときはそういう工夫が必要だったのかなと思います。それを工夫してくださるともっともっといい番組になるのかなと思いました。
教育委員会、社会教育委員、エフエムいたみ、伊丹まち未来がうまく一緒になって、ますます伊丹が活性化するようなことを作っていけばいいなと改めて思いました。