
第173回伊丹まち未来株式会社番組審議会会議録
1.開催日時 令和7年7月1日(火)9:30~11:30
2.開催場所 開催場所 伊丹市立男女共同参画センター ここいろ
3.委員の出席
⑴ 委員総数 7人
⑵ 出席委員数 6人 板野 彰彦・橋本 育子・池田 歌子・米岡 淑恵・柳田 尊正・西岡 奈美
⑶ 出席委員氏名(敬称略)
4.放送事業者側出席者
放送局 社長 桝村 一弘
放送局 大西 拓磨
5.開会挨拶
社長 桝村 一弘
⑴ 編成報告
令和7年5月20日(火)~令和7年6月30日(月)放送
⑵ 番組審議
5月22日(木)放送 『輝け!いたみっ子』
兵庫県立伊丹高校ラグビー部 顧問の先生 部員たち
6.会議内容
⑴ 編成報告
(委員)
全体的に幅広く子どものことを取り上げてくださっていて、良いなと思いました。また、伊丹は他の友達などと話していても、すごく文化に取組まれているということをよく仰っています。そういったことも取り上げてくださっているのは、広く知っていただくにも、とても良いかな、と思いました。
耐震化なども個人的に防災をしているので気になるのですが、最近、トカラ列島で地震が頻発しているので、喉元過ぎればではないですが、やはり絶えず、忘れかけた頃にこういった配信があると、思い出してするきっかけになるので、取組んでくださっていて、すごく良いことだと思います。続けていただけたら良いなと思います。
それに併せて、熱中症も毎年亡くなる方もいらっしゃって、今回この熱中症についても夏が本格的に始まる前にこうやって取り上げてくださっているのが知ってもらうという意味でもすごく大事だと思いました。
昆虫館は伊丹が誇るべきものだと思っていて、結構、取り上げてくださっていますよね。皆さん、遠くに住んでいる方も伊丹の昆虫館に来たことはなくても知っている方が多いので、これはもうどんどん取り上げていただけたらと思います。
子どもの活躍から幅広く取り上げていただいていますが、もう少し高齢の方も興味を持っていただけるような番組があってもいいのかな、とおもいました。
健康のことがおそらく一番の感心だとは思うのですが、何か聴いて、私たちも出かけてみたいな、と思うようなものを取り上げていただけたら、いいな、と思いました。
(委員)
健康など、体についての番組がいくつかあってとても気になることばかりでした。
常に気を付けていきたいと思うことは、季節柄、熱中症のことなど。
わりと五月ぐらいから暑い日もあり、体が暑さに慣れておらず、おそらく、四月、五月ぐらいから少し熱中症の方もおられるのではないか、注意喚起といったことを言っていただけたら、皆さん、心に留めておかれるのではないかと思いました。
先程も他の委員が仰っていましたが、市立伊丹病院のポリファーマシーという言葉はあまりわかりませんが、すごく興味があるというか、高齢者の方にもありがたいのでは、以前にも「みんな元気!すこやかタイム」で、老年内科という科が市立伊丹病院にあるというのをお聞きして、そういった科があるということもこの番組で知ったのですが、カタカナより日本語の方がすごくわかりやすいようにも思いました。
私たちの年代は、大丈夫だと思うのですが、年齢が上がっていくと、薬を飲まない方もいて、余分に飲んでしまったりと、薬の管理が少し大事になってくるのではないかと。
わからなくなって薬を飲んでしまったりを含めてどういったふうに対策するのか、そういったことも聴くことができると、すごく、親の世代とかにやはりいらっしゃると思いますので、勉強になるのではないか、と思います。
その次の緩和的放射線治療というのも、やはり放射線治療というと、例えば癌とか腫瘍などの治療が第一にあると思うのですが、痛みを和らげるためにそういった使い方もされているのだなと知ることができて、どんどん変わってきているのだな、と思いました。
初めて聞きましたが、不登校児支援施設”やまびこ“というのがあるんですよね。
こういった施設があるというのもわかっていませんでしたが、市が取組んでおられるということもわかって、実際どういった感じで運営されているのかなというのも興味があります。
(委員)
私も全体的に非常に興味がある内容をずっとバランスよく、放送していただいているな、と思っていました。
「輝け!いたみっ子」で不登校児支援施設“やまびこ”のことや、こども療育センターの発達障害の話題が出ていました。市内の小学校でこういった発達障がい児のクラスが、私たちが子育てしていた時代よりもすごく増えているということを、学校の運営協議会などでよく聞きます。元校長先生やそういった子供たちの放課後児童クラブなどに関わっていらっしゃる方に伺うと、子どもにもいくつかの障がいがあるのかもしれないのですが、親のしつけが子どもの小さい時から、親が親としての役割を果たしていない家庭が、非常に今多くなっていて、本来であれば、家で小さい時からできていることが、幼稚園や小学校低学年になってもできていないということが、グレーゾーンというか、別に障がいがあるわけではないけれども、そういった訓練がされていない子供たちが、非常に多いというのをお聞きしたことがあるんです。
これも親の責任なのかな、というふうには思ったのですが、そういったことをここでこういったふうに取り上げていただいていますが、そのような話題もどんどん話していただいて、放課後児童クラブで親が働いている間、そういった子どもたちを夕方まで面倒見てくださる施設もすごく増えてきているみたいですが、対象の親がエフエムを聴いてくれているかどうかは、あまりわからないですが、少し親への教育や、お話ということも、もっともっと社会的にはしていかなければならないのかな、と思いました。
全体的なバランスは非常に良いなと思っておりました。
(委員)
最初の「伊丹市役所なんでも質問箱」のところですが、ちょうど、耐震化の話で先程あった、トカラ列島の地震ですかね。それに加えて北海道など。すごい地震が頻発しています。伊丹の場合は、津波は来ないと言われていますので、地震の対策というのが大事かな、ということがここで認識できたと思います。
熱中症も6月1日から義務化されていますよね。事業者の方が、何かいろいろ対策を、私たちも事業者なのですが、明けから熱中症警戒アラートが出たら昼からの作業をやめたりして、一応対策は取っているのですが。先程、他の委員の方も仰っておられて、急激に悪くなる。そして、気が付かないということがありまして、いくら言っても倒れることがあります。そういったこともあって、相当、周知していただけたらな、と思います。
昆虫館の話が色々出ていたのでお話ししますが、日本にあまりこの頃、昆虫館はなかったんですよね。昆虫館というのは見るだけではなくて、飼育、育成、食べる草花も育てたりであるとか、様々な話が出ていたとは思うのですが、そういったところも紹介していただけたら。展示だけではなくて、裏方の部分というのも知っていただけたら、というのが良いと思います。
中田市長が文化振興課の関係者にインタビューされているのですが、実際、初登庁が4月24日ですよね。かなり日が経っている感じがあって、市長インタビューを別にやるのですかね。
最後に、先程他の委員の方が仰っていたように、高齢者向けの内容が少ないかな、というのを若干感じました。最近、YouTube他で高齢者向けの詐欺事案などがすごい増えていますので、当然健康面も大事だと思うのですが、そういった詐欺事案などもまた取り上げていただけたらな、と思います。
(委員)
編成のことについては2つ。私も皆さんと同じでバランスの取れた編成だと思っていて、興味のある番組がとても多いなと思いました。
一つは、中田市長の取り上げられていたところですね。注目度が高い、市長として代わられたところで注目度が高い方だということは間違いないと思いますので、何かしらラジオに出てきてもらえる方法があればいいのかなと。
やはり、トップ、リーダーがラジオにでてこそという感じが少しあります。
SNSを中心に置かれているのかなっていう感じはしますけれども、SNSとリンクしてラジオでも何か出来たらいいのかな、と思いました。
そして、もう一つは、皆さんもお話しされていましたが、不登校児支援施設“やまびこ”のところです。「輝け!いたみっ子」のところで出ていますが、他の番組でも扱えたらいいのかな、と私は思いました。他にもいけるとしたら、「伊丹の話題 伊丹の広がり」。こういった施設があるよ、といったことを発信してくだされば良いのかなと思っています。
また、不登校の子を抱えた保護者。他の委員もお話しされていましたが、確かに保護者に対する教育というのも大事だと思います。
しかしながら、情報を知らなければ、たどり着かない方もいらっしゃると思います。
不登校の保護者の方は、本当にもう藁をもすがる思いなので、ラジオを聴くかなという話にもなりましたが、これが放送されているのがわかれば、もう本当に藁をもすがる思いで聴きたい方もいらっしゃると思います。こういう仕組みがあるということを。こういったことも踏まえて、定期的にそういった情報を流していただければ。不登校児がたくさん増えてきているのはみなさんご存知だと思いますから、発信していただく、苦しんでいるというか、どうしていいかわからない保護者の方がたくさんいらっしゃると思いました。
(委員)
先程、文化の薫る街ということで、芸短、現在、伊丹には一校しかもう大学はありません。そのため、芸短との取組というのはすごくいいなということで、どんどんどんどんそういうところをトップの学長と市長がトップ同士で話して進めていただくのは嬉しいな、と思っていました。
昆虫館は、もう30年も経つということが、すごいな、と思いました。伊丹の誇りだよ、ということで、他の委員もおっしゃっておられましたが、もっと良い取組をさらにしていただければということと、応援して放送していただけるというのは、ありがたいなと思いました。
“やまびこ”について最初に、他の委員が「知らなかった」ということは本当だと思います。これが普通だと。私たちは知っているからわかりますが、やはり、こういったことで啓発していただくのはエフエムならではだなと思います。
高齢者向けというところでは、市立伊丹病院の話も本当に嬉しいな、と思いました。ポリファーマシー、高齢者の一人暮らしだと薬を飲まなかったり、何を飲んでいるのかわからないですもんね。現在は施設に入っていて、きちんと飲んでくれてはいますが。ポリファーマシーどころの騒ぎじゃないということが現実にはあったりするのではないでしょうか。
先程、詐欺の話もありましたが、ロマンス詐欺だと若い方も高齢者も関係なく騙し取られてしまいますから、そういった啓発なども併せてしていただけたら、嬉しいな、と。詐欺が少し多いなということと。
「伊丹の話題 伊丹の広がり」に関して、私は知らなかったのですが、Coffee&CRAFTBeer OTOという北中学校の前に喫茶店ができたということで、何かクラフトビールと書いてありますよね。こういった番組を私は聴くと、「寄ってみたいな」と、思いました。
こういった案内もところどころ楽しい話題を入れていただいているということは、とっても嬉しいな、と。「そんなところがあったのか」「行ってみようか」など、そこのヒラオさんという方も嬉しいのではないか、と思ったりしまして、市民のエフエムいたみだよ、というような、そんなつくりもどんどんどんどん、市民の方とつながっていただければ、と思いながら聴いておりました。
⑵ 番組審議
5月22日(木)放送 『輝け!いたみっ子』
兵庫県立伊丹高校ラグビー部 顧問の先生 部員たち
(委員)
パーソナリティの方が、非常に考えながら話をしてくださっているのがとても良く感じ取れました。
伊丹らしくていいなと思ったのが、飛行機の音が何度も聞こえていたところが大変良いなと思って聴いていました。
外で音源を収録されているため、ラジオとしてどういうふうに音を届けるのがいいのか専門的な知識はありませんが、ラグビーの魅力ということで、希望とするならば、もっとラグビーの音が入っても良かったのかな、と少し思いました。
また、顧問の先生と生徒の方のコメントが順番に流れるようなイメージで、ラグビーもよくわかっていないのでわかりませんが、もっと部員同士がぶつかる音であったり、そういうスポーツを感じられる音がもう少しあったらいいかな、嬉しいかな、想像できるのかなと、というふうに思いました。
(委員)
先程、言われたように、バックの音がリアルで良かったかな、と思いました。飛行機の音や掛け声がすごいリアルで良かったです。
ただ、ラグビーの魅力を伝えるのは、ラジオでは難しいな、と思いました。言葉で創文的にコミュニケーションを創るといっても、どのスポーツにもないような気がして、ラグビーの特徴を一所懸命、上村さんが吐き出そうとしてはいるのですが、それが上手く伝わってこないな、という感じが若干しました。実際、体をぶつけたりすること自体が今の子は好むのかなという。先程、相撲をやっていた方はそういうのは好むかなと思うのですが。何かもう少し違う魅力の出し方っていうのがあっても良かったのかな、と思いました。
(委員)
私もラグビー部の取材ということで、もう少し荒々しくて、何か男同士のぶつかり、熱気などを少し期待していたところがありました。ただ、終始、お行儀よくパーソナリティが質問をきっちりして、顧問の先生や生徒の方が答えているということが、少し思っていたことと違いました。
確かに、取材の仕方というのは、他の委員もおっしゃっていましたが、少し難しいのだな、というふうに思いました。
ラグビーは、日本が南アフリカに勝っていた頃はすごい勢いがありました。人気があるスポーツではあると思うのですが、何かその盛り上がりが少し足らなかったというか、淡々とした放送であったな、というふうに思いました。
(委員)
ラグビーのことは、ルールも含めてあまり知りませんでした。
番組内では、「最低限のこういうルールですよ」といった説明を入れてくださっていたので、そうなのだな、という感じで少しはわかりました。
ただ、みなさんもおっしゃっていたように、実際の臨場感や掛け声など、そういうところがもう少し聴けたら、よりリアルだったかなと。
将来社会に出たときに、気配りや人の為に何かをする、そういったことは、すごく自分に返ってくるのではないか、と、役立てることだと思うので、すごく大切な役割かな、と思いながら聴いていました。
全体的にはみなさん、良い雰囲気だとおっしゃっていたように、すごくそれは、なんとなく感じられるかなと思いました。
(委員)
私は、ラグビーのルールとかは全く知りませんでした。そういったポジションがあるのだな、という説明は、よくわかりました。
ただ、皆さんもおっしゃっていましたが、ラグビーならではの当たる音などの工夫がだいぶ必要であって、そういった工夫があれば、もう少しリアルに想像ができたかな、と感じました。
みんな体づくり頑張っているところなどは、ほっこりしながら聴いていました。
ただ、ラグビーの魅力というより、聴いていて、県高のラグビー部の魅力は、すごく伝わったと思いました。子供たちが、すごくいきいきと。本当にこの子達は、部が好きなのだな、ということは聴いていてよくわかりました。
特にマネージャーさんは、本当に部が好きなのだな、と思いました。それは良く伝わってきたので、県高のラグビー部の宣伝にはとてもなったのではないかと、思いました。
やはり、学校の部活というのは、勝ち負けもそうですが、そこで培った人間関係など、やはり、社会に出てから役立つというのもあって、人間関係を育むという意味では、ここの部はすごく良いのだろうなと、すごくよく伝わりました。
(委員)
先程、マネージャーの子がすごく良かったじゃないですか。もっと出してあげたらいいのにな、というような感じでした。楽しさをもっと掘り下げる質問が、どの部分に関しても、掘り下げたり広げるといったことが無いのです。
どちらかというと伝わってこない。質問を掘り下げるというところが少し足らなかったと。
「臨場感」や「音」とおっしゃっていましたが、私は「音」がすごく大事だと思っていて、最終的にタックルの練習の時に、西陽があたってタックルの音が「ボコーン」と出ていたら、面白かったな、とすごく思いました。
また、入りの音が小さく、フェードインからずーっと大きくなっていて。最初の部分が少し長かったような気がしました。何かもう少し「バコ、バコーン」っていう音がしてから、何かそこで「パーン」と、ナレーションが入ったら、すごく良かったのかな、と。
マネージャーのインタビュー。すごいこの子かわいいなって思ったのですが、もっと広げてあげたら。楽しさを広げてほしいな、と。「あなたの目標は?」と、訊いたときに、「あなた」じゃなくて、「ミヤモトさんの目標は?」って訊いてあげた方が良いと思うんですよ。もっとその人のことを好きになってきたら、名前を使いますよね。
そういった形で、最後の部分もですが、「ラグビーって、好き嫌い明確に出るよ」ということで、「ラグビー、タックルであたることが好きな選手もいましたね」と。ムラヤマ君って言ってあげた方が良いのではないか、と。あなた先程おっしゃっていましたよね、と。愛をもっと持ってほしいな、会話を楽しんでほしいな、と今回の番組審議では少し感じました。それでも、上村さん、頑張っていましたよというのは。上村さん頑張ってねと、よろしくお願いします。